イギリス文化が色濃く残る、古きアメリカをイメージした「名刺ケース」
こんにちは!
いつもBlogをご覧いただき有難うございます。
スタッフです。
企画担当者を困らせた名刺ケース
別注名刺ケース: 12,000円+Tax
企画 : 日本経年変化協会
素材 : 牛革(アルコヴィンテージ)
カラー: ブラック・ホワイト・エンジ
サイズ: W 110mm × H70mm フル開閉時140mm
重さ : 41g
ポケット:2
取扱 : 姫路レザー有限会社
販売 : Honey Hills Web
さて、本日はのご紹介です。
それは今年のお正月明けの一言から始まりました。
ある日、弊社社長が企画担当の様へ「春の入進学に向けた名刺ケースを作って欲しい」と依頼されました。
しかし、様は「作りません!」とお断りされたそうです。
理由は簡単で、面白くないと思われたそうです。
革小物の定番である名刺ケースは、両側に名刺が入るポケットがあるデザインで、構造も変わり映えがなく、だいたいどれも似たようなモノだと仰られ、100円均一からブランド品まで多数ありますが差別化がしにくいそうです。
そのように聞けば分かるような気がしますね。
でも、弊社社長も引き下がらず「そこを何とか!」との事で、その日は終わったようですが、数日後「やってみましょうか。」と様からお返事を頂き完成したのが、本日ご紹介するです。
古きアメリカ映画からヒント
様は、自分が欲しいのか?自分が面白く感じるのか?を原点に商品企画をされるようです。
そこで、まだイギリス文化が残る古いアメリカを題材にした映画を見ていて偶然名刺ケースを目撃され、「これだ!」と言う事で開発になったようです。
決め手は構造ではなく”質感”だそうです。
素材にアルコ・ヴィンテージ使用。
1950年頃のヴィンテージ商品に使われている皮革素材は、キズを隠したり品質を一定にすることを目的にピグメントと言う仕上げが多くみられます。
現在それらの多くが茶芯と言われています。
そして質感に拘ると言う事で、弊社のの中でもヴィンテージを意識したアルコ・ヴィンテージを素材に使用することになりました。
これにより1950年頃と同じような”使い込んでいくとしだいに下地の茶色が見えてくる”茶芯の経年変化(エイジング)をお楽しみ頂けるのです。
※アルコ・ヴィンテージは、意図的に少し早いエイジングをお楽しみ頂けるように仕上げています。
フォーマルでも使うほどに愛着が出ます。
経年変化(エイジング)を意識したフォーマルのレザー製品って意外に少ないと思いませんか?
購入した時が一番綺麗で、だんだん経年劣化(エイジング)して行くような。
※経年変化も経年劣化も、どちらも英語ではエイジングですね。
でも、このは違います。
質感に拘りアルコ・ヴィンテージを使っていますので、きっと使えば使うほど茶芯の経年変化(エイジング)で愛着を感じて頂けると思います。
鞄職人の職人技が光ります。
基本は”質感”と言う事で、素材に拘りアルコ・ヴィンテージを使用していますが、名刺ケース本来の特徴や出来栄えも一味違います。
唯一の特徴が、メインホルダーがマチ付の袋状になっていることです。
鞄に取り入れられる構造が少し反映した鞄職人ならではの技術です。
(沢山の名刺が入れられて便利ですよ。)
よくある名刺ケースはヘリ返しと言って、縁周りを折り返して縫い合わせる技法を用いていますが、このは素材の茶芯を活かすために着色をせず切り目本磨きと言う技法で手作業によりバチバチにコバが磨かれています。
(コバが磨かれた名刺ケースってなかなか無いですよね!)
また、ハンドメイド製品と言えば荒々しさやワイルド感があるモノが多いですが、このはフォーマルにご利用頂く事が前提なので、ステッチの目数も揃っていて出来栄えも大変スマートです。
職人のきめ細かな技術。
日本の(メイドインJAPANの)神髄がここにも見えますね。
1点モノばかり。
最後に様の企画は遊び心が多く、こちらのは表革とインナー革のカラーが全て異なります。
現在の在庫は次の通りです。
(表革:エンジ/インナー革:クリーム)
(表革:エンジ/インナー革:エンジ)
(表革:クリーム/インナー革:エンジ)
(表革:クリーム/インナー革:クリーム)
(表革:クリーム/インナー革:ブラック)
(表革:ブラック/インナー革:クリーム)
(インナー革:クリーム)
(インナー革:ブラック)
(インナー革:エンジ)
全て2つと同じものがない一点モノばかりです。
私は個人的に、表革:クリーム/インナー革:エンジがカッコいいと思います。
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